請求書に押印は必要でしょうか?
意見は様々あると思いますが、しばらくは証拠力が求められるため必要な書類なのでしょうね。
極力専門用語を使わずに噛み砕いて考えたいと思います。
請求書には押印は必要か?
— 公認会計士わんころくん@雑記ブロガー (@wankorokun_0707) 2018年2月28日
面白い議論ですね。
今の「制度上」は必要でしょうね。
押印がない請求書を保管していて、取引証拠足り得るか?というところがポイントかもしれません。
— 公認会計士わんころくん@雑記ブロガー (@wankorokun_0707) 2018年2月28日
近年不正取引が問題になっています。当然、請求書の偽造も可能です。それを防ぐ手段と、「会社としての」意思を確認するために必要なのでしょう。
そういう意味においては、個人事業主の場合は押印の重要性がやや下がります。
— 公認会計士わんころくん@雑記ブロガー (@wankorokun_0707) 2018年2月28日
個人の意思決定が組織の意思決定ですから。
税務調査、会計監査という点から見ると、押印がない請求書を保管している仕入先はその実在性が問われるでしょう。特に利益が出てると税逃れに利用してるのでは?と見られるかも
— 公認会計士わんころくん@雑記ブロガー (@wankorokun_0707) 2018年2月28日
金額にもよりますが。。ただし、金額と言うのはその1件ではなく、通期の取引ボリュームで重要性の判断をされる事が多いです
ただ、根本的に押印のない請求書でも当たり前に信頼できる仕組みづくりが出来た社会になれば話は別です。
— 公認会計士わんころくん@雑記ブロガー (@wankorokun_0707) 2018年2月28日
不必要に押印するのであれば、それはただ無駄な作業です。
請求書の紙での発行制度をやめてデータ取引にするか、
— 公認会計士わんころくん@雑記ブロガー (@wankorokun_0707) 2018年2月28日
紙に唯一無二の偽造できない何かを埋め込むか、
請求データのやりとりは既に取引の多い小売業では当たり前に行われてますね。当然効率のためです。
色々熱くなってしまいましたが、
これからの時代を考えるとAIの台頭でますますペーパーレス化、手作業レス化が進みます。これは確実です。
現在ではペーパーレス化している場合であっても、その取引の信頼性はITで担保していることになります。電子商取引が爆発的に増えてきて、今ではAmazonをはじめ、ものすごい勢いで勢力拡大していますよね。
その裏には企業間のデータ取引を伝票No.などで自動照合し、相互確認することで取引が信頼できるような仕組みになっています。
この場合は、請求書(紙)ではなく、請求データなので当然、押印はありません。でも特に問題なく利用されています。
そうなった場合に考えられるのが、上でツイートしているように税務調査や会計監査などに耐えうるのか?という点。
システム導入を実施して企業間の伝票取引をデータでやりとりしている場合(EDIとか言ったりしますね)、税務も監査も基本的には問題とならないでしょう。
でもね、そんなシステム導入できるのって投資資金がある企業しか無理ですよね?ましてや個人でビジネスしている人は余計に無理ですよね。
そんなところにお金を使うのがバカバカしいって思う人いるでしょう。
結局は、もし外部の人間から「その取引って大丈夫ですか?本当に存在してますか?」って言われた時に、高い信頼性を持った回答をするには、今の制度上では押印が力を効かせているのが実際のところです。
すごく噛み砕いて説明すると、
ドラックストアに行って、医療費控除の対象となる医薬品をいっぱい買って、ハンコもついてない領収書をもらって
いざ確定申告の時に医療費控除で申請した時に、税務署から「この医薬品本当に買ったんですか?」とか言われたら正直ややこしいですよね。
この場合は請求書ではないですが、こんなことが起こってしまう可能性があるわけで、
もしそうなった場合に後でその対応コストがかかるんだったら押印ぐらいしといたら?ってなることが多いんではないでしょうか。
ただこれからの時代、ペーパーレス化が益々進んで、そんな手間なことしなくても信頼できるような画期的なアイデアが生まれることを祈っています。
仮想通貨でこれを解消するプロジェクトってあるのでしょうか?笑
ブロックチェーンの技術を使えば可能と思いますが、知ってる人いたら教えてください。笑
ではまた。