公認会計士が考える人生戦略ブログ

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公認会計士の仕事はAIにとられるか?AIに変わるのはどんな仕事?

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公認会計士の仕事はAIにとられるか?

医者、弁護士に並ぶ3大国家資格と言われる公認会計士ですが(医者や弁護士ほど知名度がないのが寂しいですが。。)、

AIの台頭によってAIに仕事がとられるんじゃないか?って言われるようになってますよね。

他の仕事であっても有名なところでいくと、トラック運転手は自動運転に変わってしまうんじゃないか?なんて言われていますよね。

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僕の仕事でもある公認会計士の仕事はAIにとられるのでしょうか?

たまに雑誌では注目を集めるためか、本気で書いてるのか分かりませんが、AIは公認会計士の仕事を代替するようになるなんて言われてるのを見たこともあります。本当でしょうか?

 

会計士の仕事はなくならない

僕は、なくならない派です。

 

会計士の仕事のうち、一般的なもの、

1.監査業務(会計監査、内部統制監査)

2.会計、税務に関連するコンサルティング業務

3.税務業務(独立している人が、税理士業務をすることが多いですね)

4.企業内会計士(民間企業での監査役、内部監査室、経理部、経営企画部等での業務)

 

といったところでしょうか。

このうち、AIが代替する可能性があるのは

・監査業務のうちのごく一部(代替と言うより、AIを利用することで効率化する)

・税務業務のうち基礎的な申告業務

・企業内会計士となった場合の経理業務の一部

 

程度でしょうか。

少なくとも近い将来、この程度のAIの影響はあるにしろ、個人的にはそこまで取り立てて言う程の影響は無いように思います。

 

以前にハーバードビジネスレビューにてこんな項目を見かけました。

(1)AIには意思がない
(2)AIは人間のように知覚できない
(3)AIは事例が少ないと対応できない
(4)AIは問いを生み出せない
(5)AIは枠組みのデザインができない
(6)AIにはヒラメキがない
(7)AIは常識的判断ができない

(8)AIには人を動かす力、リーダーシップがない

 

AIは過去の事例をもとに処理する能力に長けていて、明示的な規定がない場合には弱いようです。当然、問いを生み出せず、また、リーダーシップもありません。

作業の効率化はできるけど、会計士に求められる、色んな基準を総合的に判断して過去にない事例が出た場合に最善策を提案するといったことは今の所AIにはできないようですね。

そういう意味では会計士の活躍の幅は狭まってはいないでしょう。

勘違いされがちですが、会計士は経理マンではありませんし、誰でも会計基準を引けば明らかな答えが出せる問いに答える教えることが期待されているのではありません。

 

ちなみにこのAIに関する記事はこのハーバードビジネスレビューで読めます。

ご自身の仕事と照らしてどうか?を考える際にも良い記事があると思います。

本気で気になる方は、少しレベルの高めな論文を読んでみるのがいいかもしれません。

 

 

自分もまだまだ勉強しないといけませんが、

 

 

AIに関しては、マンガでわかるシリーズも出ているのでざっくり理解したい人はどうぞ。

 

僕と同じでAIに仕事がとられることに懐疑的な本もありますね。

この先15年でなくなる雇用はせいぜい9%程度。

これならまだ今のところは思ったより影響がなさそうです。

 

 

 

 

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